認知症訪問診療

「最近、同じことを何度も話すようになった」「外出を嫌がるようになり、病院への付き添いが難しくなってきた」ご家族がそのような変化に気づいたとき、どこに相談すればいいか迷われることは多いはずです。

認知症は、早期に診断を受け、適切な治療と生活上の支援を続けることが、症状の安定や進行の抑制につながります。しかし、症状が進んだ方にとって、通院そのものが大きな負担となるのも現実です。当院の認知症訪問診療は、医師がご自宅や入居施設へ定期的に伺い、診察・処方・生活上の指導を継続して行う仕組みです。

認知症訪問診療の対象となる方

環境の変化に強い不安や混乱が出る方

病院までの移動や待合室での待機が負担となり、受診が難しくなっている場合。

移動が困難になっている方

歩行が不安定、転倒リスクが高い、外出に介助が必要など、通院が大きな負担となる状況。

認知症の進行で受診が続けにくい方

外出時の混乱や興奮、時間や場所の理解が難しくなり、通院が現実的でなくなっているケース。

独居で付き添いが確保できない方

一人での受診が難しく、家族や支援者のサポートが得られない状況。

家族の介護負担が大きい方

毎回の通院がご家族にとっても大きな負担となり、継続が難しくなっている場合。

退院後の在宅療養が必要な方

入院治療を終え、自宅での生活に戻ったものの、継続的な診察が必要なケース。

「通院はできるが負担が大きい」という段階の方

深刻な状態になる前に訪問診療へ切り替えることで、ご本人・ご家族双方の負担を軽減できます。

認知症患者への訪問診療のメリット

訪問診療の最も大きな利点は、住み慣れた環境の中で診察を受けられる点です。

認知症の方にとって、見知らぬ場所への移動や慣れない空間での待機は、それだけで症状の不安定化につながることがあります。自宅という安心できる場所で診察を受けることで、ご本人の精神的な負担を最小限に抑えられます。

また、医師がご自宅の様子を直接確認できるため、生活環境に即した診断や指導が可能です。食事の状況・睡眠のリズム・日常的な行動パターンなど、外来では把握しにくい情報を実際に見ながら治療に反映できるのは、訪問診療ならではの強みです。

さらに、定期的に同じ医師が訪問することで、ご本人との信頼関係が築かれやすくなります。顔なじみの医師が来ることへの安心感が、診察そのものへの受け入れをスムーズにするケースも多くあります。

専門的な診察と、生活を支える指導

当院の訪問診療では、認知症の種類や進行度に応じた診察と処方を行います。アルツハイマー型・レビー小体型・血管性認知症など、認知症にはいくつかの種類があり、それぞれに適した治療方針が異なります。症状の変化を丁寧に観察しながら、薬の種類や用量を適宜調整していきます。

また、認知症に伴うBPSD(行動・心理症状)、たとえば夜間の徘徊・暴言・妄想・抑うつなどの対応も診療の重要な一部です。こうした症状は、介護する家族を精神的・体力的に追い詰めることがあります。薬による調整だけでなく、生活環境や日々の関わり方についての助言も含めて、トータルで対応します。

ご家族が抱える不安や疑問に答えながら、在宅療養を無理なく続けられるよう、継続的に寄り添います。

認知症訪問診療の流れ

STEP 1 ご相談・お問い合わせ

ご家族からお電話をいただき、現在の症状、生活状況、これまでの診療歴などを伺います。訪問診療として対応できるかどうかを確認し、他院からの移行をご希望の場合は、情報の引き継ぎ方法についてもご説明します。

STEP 2 初回訪問・診察

医師がご自宅または施設を訪問し、認知機能や身体状態の評価を行います。ご本人の様子に加え、ご家族から日常で気になる変化についても丁寧に伺い、今後の治療方針をご説明します。

STEP 3 診療計画の作成

初回診察の内容を踏まえ、訪問頻度や診療内容を決めていきます。ご本人の状態や生活環境に合わせ、無理のない形で継続できる計画を立てます。

STEP 4 定期訪問診察

月1〜2回を目安に訪問し、症状の経過を確認しながら処方の調整や生活面の支援を行います。認知症は日々の変化が大きいため、状態に合わせて柔軟に対応します。

STEP 5 必要時の追加訪問

急な変化や不安が強い場合には、通常の訪問タイミング以外でも診察を行える体制を整えています。気になることがあれば、遠慮なくご連絡ください。

認知症訪問診療に関するよくある質問

Q. 認知症の診断が出ていなくても訪問診療を受けられますか?

はい、可能です。「認知症かもしれない」という段階からご相談いただけます。診断のための評価も訪問にて行います。

Q. 家族が本人を説得できない場合でも依頼できますか?

ご家族だけでのご相談で問題ありません。状況を伺いながら、どのように進めるのが良いか一緒に考えていきます。

Q. 施設に入居中でも訪問してもらえますか?

対応可能な場合があります。施設の種類や所在地によって異なるため、お問い合わせの際に施設名と住所をお知らせください。

Q. 訪問診療は保険適用になりますか?

健康保険が適用されます。自己負担額は保険の種類や所得区分によって異なりますので、詳細はお問い合わせ時にご案内します。

Q. 認知症以外の持病があっても診てもらえますか?

対応できます。認知症に加えて、慢性疾患や身体症状がある場合も、状態に合わせて診察を行います。

Q. 家族が遠方に住んでいても利用できますか?

可能です。ご家族が近くにいない場合でも、訪問診療で継続的に状態を確認し、必要に応じてご家族へ状況を共有することもできます。

「通えなくなってから」ではなく、早めの相談を

認知症の在宅療養において、医療との継続的なつながりを保つことは、ご本人の状態を安定させる上でとても大切です。「まだ大丈夫」と思っている間に体制を整えておくことが、いざというときの備えにもなります。

受診をためらっている方、どこに相談すればいいかわからない方も、まずは当院へご連絡ください。ご家族の状況を丁寧にお聞きした上で、最善の方法をご一緒に考えます。

訪問診療のお問合せはこちら

訪問診療をご検討の方は、お問合せフォームへご連絡いただくか、お電話にてご相談ください。お問い合わせは、患者様ご本人、ご家族、医療従事者さま、ケアマネージャーさま、病院の医療ソーシャルワーカーさま、介護施設の方、地域包括支援センターの方など、どなたからのご相談でも承ります。
どうぞお気軽にご相談ください。

ご相談窓口:相談員 高橋(たかはし)

電話:044-789-5444 FAX:044-789-5402

※相談員が不在の場合は、受付窓口に折り返しのご連絡先をお伝えください。
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