医療コラム

 
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インフルエンザと糖尿病

インフルエンザ予防接種

11月14日()は“World Diabetes Day(世界糖尿病デー)”でした。今年も各地で糖尿病の啓蒙活動が行われたようですね。

今回は、流行期を迎えているインフルエンザと糖尿病の関係について、お伝えしたいと思います。

川崎市のインフルエンザ定点当たりの患者報告数は直近の第45週(11月3日~11月9日)で45.42人、例年に比べてかなり高いレベルで推移しています。

糖尿病とは、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)をコントロールするインスリンが膵臓で作られない、もしくはインスリンがうまく機能しない事によって血糖値が高いままになってしまう病気です。

血糖値が高い状態のままだと免疫機能が低下し、感染症に対する抵抗力が弱まることがわかっています。高血糖状態では、細菌、ウイルスなどの外敵から身体を守る白血球の働きが鈍くなり、風邪や肺炎、尿路感染症に感染しやすく、重症化しやすくなります。

インフルエンザは、高熱や咳等の呼吸器症状、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛等の症状を引き起こすウイルス性の感染症です。糖尿病の方は感染しやすく、重症化してウイルス性肺炎を合併することがあります。

また、糖尿病の方がインフルエンザに罹患するといつも以上に血糖値管理に注意が必要となります。インフルエンザウイルスと戦うためホルモン分泌の影響で、血糖値がいつも以上に高くなる場合がありますし、食欲が落ちて食事がとれない状態でいつも通りに薬やインスリンを使用してしまうと低血糖になる可能性があります。

重症化のリスクを避けるためにも、インフルエンザ予防接種を未だ済ませていない方は、どうぞ早めのワクチン接種をご検討ください。

インフルエンザ予防接種

インフルエンザ予防接種

今年度は、インフルエンザの定点当たり患者報告数が第40週(9月29日~10月5日)で流行開始の目安となる1.00人を超えました。直近第42週(10月13日~10月19日)の患者報告数は7.35人と前週(4.48人)から増加しています。

今年度は、9月1日に市内の小学校から今シーズン初めてとなるインフルエンザによる学級閉鎖の報告がありました。インフルエンザの流行は学童を中心に始まり、その後高齢者等へと感染が拡がる傾向にあります。インフルエンザにかかると辛いので、しっかり予防していきたいですね。

インフルエンザは、インフルエンザウイルスへの感染が原因となって起こる感染症です。例年12月から3月にかけて流行期を迎えます。

インフルエンザは、高熱や咳等の呼吸器症状、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛等の症状を呈します。通常の風邪などに比べて重症化するリスクが高く、特に慢性呼吸器疾患・慢性心疾患・糖尿病などの代謝性疾患・腎機能障害・ステロイド内服などによる免疫機能不全の方は重症化して死に至ることがあります。インフルエンザによる年間死亡者数は、世界で約25~50万人、日本で約1万人と推計されています。

インフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対にかからない、というものではありません。しかし、インフルエンザの発病を予防することや、発病後の重症化を予防することに関して、一定の効果があるとされています。ワクチンの供給量が逼迫する可能性は低いですが、早期の予防接種をどうぞご検討ください。

また、こまめな手洗い・消毒、マスク着用や咳エチケット、適度な室内換気等も併せて励行してインフルエンザ予防に努めてください。

秋の咳・喘息にご注意ください!

インフルエンザ予防接種

朝・晩、涼しい風が吹く季節になりましたね。秋は、「急に咳が出るようになった」「咳が止まらない」「喘息の症状が重くなった」などの症状が増えてくる時期です。

秋は寒暖差が激しく、空気が乾燥し、アレルゲンの影響などによって、呼吸器系の症状が起こりやすくなります。

激しい気温差によって自律神経が乱れ、気道が敏感になることで、風邪などをきっかけに気管支炎や肺炎を発症することがあります。特に気管支に炎症を起こしやすい方や喘息の既往歴がある方は注意が必要です。

秋は春に次いで花粉が飛散する時期でもあります。ブタクサやヨモギなどの花粉がアレルギー体質の方には咳や喘息を引き起こす原因になります。

また、夏の間に繁殖したダニが死骸となり、乾燥した空気に舞い上がりやすくなります。さらにはカビなどのアレルゲンも室内に溜まりやすくなり、それらを吸い込むことで呼吸器症状が悪化することもあります。これらのアレルゲンは、気管支喘息などを引き起こす原因となります。マスクの着用や空気清浄機などを利用して、気道の保護を心がけましょう。

「風邪症状は治まったけど咳が長引く」、「夜や明け方に咳が出る」、「咳や痰で息苦しい」「気道が狭くなりゼーゼー・ヒューヒューという喘鳴がある」などの症状が見られる場合は、早めに呼吸器内科を受診することをおすすめします。

アレルギー検査でアレルゲンの特定をしたり、必要に応じた薬物療法で早期に対処したりすることで、快適に過ごすことができます。

これから迎える冬に備えるためにも、早期の治療や予防を心がけましょう。



武蔵小杉の内科・外科・消化器科・アレルギー科の「小杉内科ファミリークリニック」です。

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