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その時節・情勢に合わせた医療情報をお届けします。
毎年10月29日は世界脳卒中機構が定めた「世界脳卒中デー」です。
日本では、公益社団法人 日本脳卒中協会が歩調を合わせて毎年10月を脳卒中月間と定めて啓発活動を行ってくださっています。
脳卒中は脳の血管に障害をきたす病気です。
脳卒中には、脳の血管が詰まる「脳梗塞」、脳の血管が急に破れる「脳出血」「くも膜下出血」があります。
日本では、死亡原因の第4位(世界的には第2位)、介護が必要になった主な原因の第2位が脳卒中であり、特に「要介護4」「要介護5」の原因では第1位となっています。脳卒中は重症化する可能性が高い病気なのです。
日本では、予防効果もあり、脳卒中患者数は年々減ってきていますが、2017年には111.5万人(厚生労働省)もの方が発症しています。
脳卒中は予防できる病気です。
脳卒中の主要危険因子である高血圧、糖尿病、不整脈(心房細動)、喫煙、過度の飲酒、高コレステロール血症に対して、塩分や脂肪分を控えたバランスの良い食事や適度な運動、肥満を予防する事で脳卒中をある程度回避する事が可能になります。
ご参考までに日本脳卒中協会が作成した「脳卒中予防十か条」を以下に掲載します。
1.手始めに 高血圧から 治しましょう
2.糖尿病 放っておいたら 悔い残る
3.不整脈 見つかり次第 すぐ受診
4.予防には たばこを止める 意志を持て
5.アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒
6.高すぎる コレステロールも 見逃すな
7.お食事の 塩分・脂肪 控えめに
8.体力に 合った運動 続けよう
9.万病の 引き金になる 太りすぎ
10.脳卒中 起きたらすぐに 病院へ
昨年(令和5年)は、9月からインフルエンザが大流行して、大変な猛威を振るいました。今年はしっかりと予防対策をしていきたいですね。
インフルエンザは、インフルエンザウイルスへの感染が原因となって起こる感染症です。例年12月から3月にかけて流行期を迎えますが、昨年(令和5年)は9月頃より学級閉鎖になるなど流行期が到来し、12月初旬をピークに大変な感染拡大となりました。
インフルエンザは、高熱や咳等の呼吸器症状、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛等の症状を呈します。通常の風邪などに比べて重症化するリスクが高く、特に慢性呼吸器疾患・慢性心疾患・糖尿病などの代謝性疾患・腎機能障害・ステロイド内服などによる免疫機能不全の方は重症化して死に至ることがあります。インフルエンザによる年間死亡者数は、世界で約25~50万人、日本で約1万人と推計されています。
インフルエンザ対策としてはやはり予防接種です。インフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対にかからない!というものではありませんが、インフルエンザの発病を予防することや、発病後の重症化を予防することに関しては、一定の効果があるとされています。10月1日よりインフルエンザ予防接種が開始されますが、12月下旬までには接種を完了すると良いですね。
今年度の厚生労働省インフルエンザワクチン供給量は2,734万本を見込み、供給量が逼迫する可能性は低いですが、早期の予防接種をどうぞご検討ください。
また、オーソドックスではありますが、こまめな手洗い・消毒、マスク着用や咳エチケット、適度な室内換気等は何よりのインフルエンザ予防対策です。
インフルエンザは新型コロナウイルスと同時感染で、重症化率・死亡率が高まる事が報告されています。新型コロナウイルス感染症予防接種も10月1日から令和7年1月31日まで実施しています。
インフルエンザ予防接種と新型コロナウイルス予防接種は同時接種が可能ですので、こちらもどうぞご検討ください。
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